親子おかたづけ塾では、
ただ片づけられることをゴールにしていなくって
“アート思考”を養うことを大切にしています。
アート思考を養うおかたづけって?
「芸術作品のような収納を目指しましょう」
「芸術家のような考え方を身に付けましょう」
というものではありません。
アート思考って、
簡単に言うと
“好奇心”や“自己肯定感”、“自由で主体的”、“自らの視点”
こういった中から
自分だけの解
を見つけていく思考法のことです。
算数や理科など、学校で学ぶお勉強は
“誰が見ても正解”を求められることが多く、
“点数”によって順位が決まります。
なので、学校で学ぶお勉強思考に関しては
アート思考とは程遠いんです。
一方
アート作品は、展覧会などでも
一応は〇〇賞という名前で順位が付けられますが
実際のところ
その作品を観る人によって、感じ方や捉え方って
全然違ってきますよね。
だからアートは、全てがそれぞれにスバラシくって
順位に振り回されるものではない!
と思っています。
それってつまり、
みんなそれぞれに大事にしていることが違っているから。
みんなそれぞれに“好き”が違っているから。
友達が持っている財布やバッグ、お洋服など
たとえ、めっちゃ仲良しな友達でも
やっぱり好みは違っていると思います。
親子おかたづけで言うと、
たとえ血がつながっている親子とは言え
片づけ方に関して
「こっちがいいでしょ!」「あっちの方が好き!」
と意見が分かれることもあるでしょう。
そんな時に、
「あなたは、何も分かってないの!
ママはこういう経験しているから、
絶対こっちがいいって分かってるんだからね!」
と親の思考を子どもに押し付けたりしません。
その「自分で決めた」という経験から子ども自身が学ぶこと
たくさんあります。
もし、
親が子どもの片づけ方を全部
しつけのようにコントロール型子育てをしていたら
それは“主体性”も“好奇心”も“自分の視点”も
育ちにくいですよね。
“親の解”を子どもに求めている
ということです。
子どもは本来
みんな“自分でやってみたい!”という気持ちを
持っています。
そんな“好奇心”を片づけに活かしたり、
片づけの中から“好き”が見つかっていきます。
子どもには、子どもの“心地いい”があるんです。
子どもの意見を尊重して整理収納していく、
それを大切にしているのが親子おかたづけです。
何より、まだ子どもは
この世に生まれて数年しか生きていません。
これから“自分探し”の旅に出発するのです。
だから、親は
子どもの後ろをついて歩く。
子どもが振り返れば、
サポートをしてあげる。
それくらいの距離感で
子育ても片づけもスムーズに進むのです。
私自身、まだ母親歴9年目ですが
そんなスタンスで、
“アート思考”を養う親子おかたづけ
を広げていきたいと思っています^^